戸籍改名の成功例!8つのパターンを徹底解説
戸籍改名は家庭裁判所が判断をしますが、その判断方法というのは基本的に過去の判例によるところがまず大きいです。
それだけでなく裁判所による個別の判断も働くこともあるわけですが、まず判例でどのような改名について通ってきているのかについて成功例について知っておきましょう。
戸籍改名と戸籍法の条文条件
戸籍改名については戸籍法という法律に沿ってまず判断されます。
戸籍法第107条の2(名の変更)
正当な事由によって名を変更しようとする者は、家庭裁判所の許可を得てその旨を届け出なければならない
この条文にありますように正当な事由があるかどうかというところで改名が認められるかどうかが変わってくるということになっています。
正当な事由には下の8つの理由があるとされています。
奇妙な名である
むずかしくて正確に読まれない
同姓同名者がいて不便である
異性とまぎらわしい
外国人とまぎらわしい
神官・僧侶となった(やめた)
通称として永年使用した
その他
それぞれの理由について判例があるわけですが、ケースごとに紹介していきます。
奇妙な名前であるでの改名成功例
江戸時代には動物名を入れることで健康な子供にしたいという藩もあったわけですが、今は動物名が入っている人のほうが少ないといえます。
動物名が名前に入っているときには改名申請は成功しやすいですし、実際に判例でもそのようになっています。
特に
豚
カラス
などマイナスイメージの強い動物名では改名の可能性は高いといって良いです。
苗字に動物名が入る人もいるかもしれませんが、この場合には判例で改名を認めているケースはありません。
逆に動物名が入っていても改名が通らなかったケースもあります。
女性でトラという名前ですが、奇妙な名前ではないと却下されている例もあります。
むずかしくて正確に読まれないでの改名成功例
名前が難しく読めないというケースでも判例があります。
正亀(せいき)という名前から正紀(せいき)へ改名成功
日本に帰化したときの改名での成功例
日本に帰化したときにも改名申請は認められることが多いです。
ただ中国、韓国など帰化前にも漢字による名前であったときには改名申請は通らないことが多いとなっています。
異性とまぎらわしい名前での改名の成功例
異性とまぎらわしいという名前でもいくつか判例で改名に成功している例があります。
桃千代 男性にふさわしくなく、通称を永年使用してきていることを理由に改名できている
異性とまぎらわしいとともに通称使用の条件も満たしているということで改名できた例となっています。
外国人とまぎらわしい名前での改名成功例
判例でも外国人のようなカタカナの名前の改名ではいくつか成功例があります。
ジェニファー
マイケル
リンダ
ジェニス
ミカエル
などというような名前では判例で改名が成功したとなっています。
片方の親が独断で子供の名付けをしたことでの改名成功例
この子供は1歳4ヶ月と小さかったので改名しても社会的影響が小さいという理由で改名に成功しています。
父親が子供の名前に元カノの名前をつけていたときの改名成功例
元カノの名前をつけていることで
夫婦勘定が穏やかにならないこと
家族円満を脅かしかねないこと
などを理由に改名に成功しています。
通称使用での改名理由と年数条件
8つの改名理由において最も改名成功率が高いのは通称使用となります。
その理由として、通称使用の年数といった自分次第でそろえられる条件であることがその理由となります。
子供 2~3年
大人 5~6年
というのが判例で通称使用による改名を認めている条件で、上のような状況や理由に該当していない場合にはまずこの通称使用への該当を目指すべきといえます。
年賀状などの郵便物
病院の診察券
給与明細
公共料金の振り込み票や明細表
預金通帳
健康保険証
通信販売の伝票
趣味などの会員証
このような書類で通称使用をできるだけしていき、日付も残っているものであれば通称使用の年数を証明する証拠となります。
通称使用では証拠を残すのが大変ですが、友人や会社などに連絡をして通称使用による機会をできるだけで良いので増やしていくということが改名成功につながります。
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