子供の改名理由は必要ない?子供の改名は実は簡単?
改名は難しいといわれることもありますが、子供の改名は大人ほど家庭裁判所の審査が通りにくいということもありません。
子供の改名では名前をつけた後に数年して後悔して改名したいということも多いのですが、今回は改名でも子供のパターンについて解説したいと思います。
改名したことは子供にわかってしまう?
改名したときには戸籍にその履歴が残ります。
一番多いパターンとしては
子供は長い間自分に改名の事実があることを知らないまま大きくなる
大人になって何かのときに戸籍を見て改名されたことに気づく
というようなパターンとなります。
親としては罪悪感のようなものがあって改名の事実を子供に直接打ち明けないということもありますので、後で戸籍で改名の履歴を見て自分で気づくというようになります。
改名での子供の戸籍へ残る履歴とは?
では改名したときにどのように戸籍に履歴が残るのかについてですが、
古い名前の横に×がつく
その横に改名後の名前が書かれる
ということで離婚によくあるバツイチのような感じの履歴が残ります。
このときに改名の履歴をごまかすには、一旦別の市町村に転出させてしまうという方法もあります。
ただしどこの市町村から転出したかなどの履歴は残るので、完全に改名の履歴を消すことはやはりできないとなります。
改名を将来子供が知ったときにどのように思われるのか?
改名しても何とも思われないこともあれば、子供から恨まれることもあります。
安易に名前をつけられて、その後改名されたというときには恨まれる傾向もあります。
虚弱体質で健康運を上げるために改名をした
その他やむを得ない理由から改名をした
などというような場合には恨まれてしまうこともないわけですが、安易に名前をつけてそれが変だったので改名したというようなもっともな理由がなければ改名したことを恨まれることもあります。
子供の改名手続きは簡単?
子供の改名はいくつかのパターンに分けることができます。
漢字は変えないものの読み方を変えたい
漢字自体も変える
出生届では漢字を届けるだけで読み方は届けませんので、1つめの読み方の変更は改名の手続きは必要ありません。
しかし2つめの漢字まで変えるときには改名手続きを家庭裁判所に行わないといけません。
改名ではその理由を求められますが、戸籍法第107条の2(名の変更)の正当な事由を必要とします。
8つの改名理由のどれかに該当しなければいけませんが、一般的には通称として永年使用したに該当するのが最も簡単な改名手続きとなります。
大人の改名では5~6年の通称での使用年数が条件となりますが、子供の改名ではここまで条件は厳しくないこともあります。
ケースによっては
2~3年の通称の使用で改名が認められることもある
幼稚園、小学校に上がる直前でもすぐに認められることもある
となります。
就学直前のタイミングでは改名によって新しいクラスになじみやすくするため家庭裁判所でも割合簡単に改名を通すところもあります。
改名の理由については詳しくは下のページに解説しています。
子供の改名で簡単に家庭裁判所に認められるケースとは?
また子供の改名では年数以外の理由でも認められることもあります。
性別が違うような印象の名前になっている
意識がはっきりとしていない状態で適当につけられた名前のようになっている
というようなケースです。
このような理由に該当していれば年数を待たずにすぐに改名が認められることもあります。
子供の改名の確率を上げる手続き方法
改名の手続きを弁護士などに投げ切ってしまう人もいますが、
できれば両親とも家庭裁判所に行く
片親になっていればその片親だけでも裁判所に行く
というほうが改名手続きは通りやすくなります。
改名の手続きではそう何度も家庭裁判所に行くことまでは必要ありませんので、面倒に思わないで出ていくようにしていきましょう。
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